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[1N01] 電子線形加速器を利用したAc-225製造量の実験的検討
(1)天然バリウムを用いた予備試験
キーワード:アルファ線内用療法、医療用放射性核種、ラジウム226、アクチニウム225、天然バリウム、電子線形加速器
α線を放出する放射性核種を用いたガン治療(TAT:Target Alpha Therapy)に関する研究開発が世界中で進められつつある。TAT用核種として有望なAc-225は、現状、Th-229からの崩壊により製造されているが、製造量が少なく、加速器による製造が望まれている。そこで、我々は、小型高製造効率化が期待される電子線形加速器を用いることとし、Ra-226の(γ,n)反応により生成されるRa-225のβ崩壊により、Ac-225を製造することを検討している。今回、Ra-226を用いた製造基礎試験に先だって、同族であり、(γ,n)反応の実験値が存在する天然バリウムを用いた予備試験を実施したので、その結果を報告する。