2020年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[1N10-13] 遮蔽材・線量評価

2020年3月16日(月) 15:50 〜 17:00 N会場 (共通講義棟 S棟3F S-32)

座長:延原 文祥(東京ニュークリア・サービス)

16:05 〜 16:20

[1N11] シリカテック®︎コーティング技術が明かした福島放射線問題

放射性セシウムの挙動とタングステン遮蔽布の放射線遮蔽能力

*岩宮 陽子1、川合 將義1,2、伊藤 大介3 (1. (株)超越化研、2. KEK、3. KURNS)

キーワード:放射線、遮蔽、セシウム、タングステン、除染、原発事故、東電福島第一原子力発電所、X線、中性子、深度分布

シリカテック®︎は、超越化研が開発したコーティング技術であり、2011年のTEPCO福島第一原発事故後に福島の子供たちを放射線から守るため、放射性セシウムの除染方法およびタングステン遮蔽布として発明し、実用性を検証できた。その検証実験により、2011年5月16日における福島市内の校庭にける放射性セシウムの土壌中沈殿量が1.5cmであること、また、KURNSでの放射線透過イメージング結果により放射線遮蔽布の遮蔽効果を明確にできた。