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[1O02] 4次元ランジュバン模型を用いた核分裂の研究
核分裂片の励起エネルギーと即発中性子多重度
キーワード:核データ、核分裂、ランジュバン模型、変形エネルギー、即発中性子多重度
これまでに我々が開発した4次元ランジュバン模型を用いて個々の核分裂片の四重極及び八重極モーメントを計算した結果、ウラン領域核では四重極モーメントの核分裂片質量数依存性は即発中性子の鋸歯構造と非常に似た構造を示すことが分かっている。本研究では、4次元ランジュバン計算の結果を拘束条件付きHartree-Fock-Bogoliubov法に適用することで個々の核分裂片の変形エネルギー及び励起エネルギーを推測した。今後はHauser-Feshbach理論を用いて今回得られた励起エネルギーに対応する即発中性子多重度を求め、即発中性子放出機構の研究に発展させる予定である。