10:30 AM - 10:45 AM
[2G03] Research and development for understanding two-phase flow behavior inside a fuel bundle
(7)Void distribution around part length rods with high-energy X-ray CT
Keywords:5×5 rod bundle, Void fraction distribution, Boiling two-phase flow, X-ray computed tomography, Part length rod
燃料集合体における局所ボイド率の予測精度の向上は、核熱結合解析コードの高度化、そして最適な熱的余裕を確保した燃料設計をするうえで重要となる。沸騰水型軽水炉(BWR)の燃料集合体は、部分長燃料棒やウォーターロッドの採用によって構造が複雑化してきたが、この幾何形状の変化が局所ボイド率に及ぼす影響をモデル化、妥当性確認できる実験的な知見が十分ではない。本報では、当所の軽水炉三次元熱流動実験設備(SIRIUS-3D)と加速器駆動X線CTを用いて、部分長燃料棒を有する5×5バンドル体系における高温高圧条件下でのボイド率分布を計測した。得られた実験データに基づき、部分長燃料棒下流域で変化するボイド率分布に及ぼす流動条件の影響を比較、分析した結果を報告する。