2020 Annual Meeting

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Oral presentation

IV. Nuclear Plant Technologies » 401-3 Reactor Design, Construction and Examination of Nuclear Power Station, Aseismatic Design, Nuclear Ship

[2J07-11] Advances on the Design Techniques for Reactor Equipment

Tue. Mar 17, 2020 2:45 PM - 4:10 PM Room J (Lecture Bildg. M 2F M-24)

Chair:Isobe Yoshihiro(NFI)

3:15 PM - 3:30 PM

[2J09] Proposed structure of seismic tank that does not require foundation bolts

接着型耐震タンク

*Shigemi Morishige1, Haruo Morishige1, Yosuke Yamashi1 (1. Fukushima Nuclear Accident Countermeasures Review Group)

Keywords:Resin, Without foundation bolt , Seismic tank

石油など貯蔵する大型タンクは基礎ボルトがなく、地震時の水平力はタンクとコンクリート床版との間が摩擦力を介してコンクート床版に伝達させている。鉄とコンクリートの摩擦係数は約0.2である。この摩擦係数では水平加速度200ガル以内の地震力であれば、地震力を基礎のコンクリート床版に伝えることができる。しかし200ガルを超える地震が到来するとタンクはこの地震力を基礎に伝えることができず、タンクはコンクリート床版で横滑りを起こし滑落し崩壊する。200ガルを超える地震は震度5強程度である。震度5強を超える地震は国内では数年に一度発生している。そのたびに基礎ボルトのない大型タンクが破壊されている。また津波や洪水によってもタンクを押し流している。原子力業界においても巨大地震の襲来に備えて基礎ボルトがある既設のタンクも耐震補強が必要なっている。本論文では基礎ボルトを使わない耐震タンクを二通りの設計を提案する。一つはコンクリート底板とコンクリート床版との間樹脂材を注入し、タンクの水平力を樹脂材を介して床版に伝える。樹脂材の中でもエポキシ樹脂は接着力、引張力が強く、従来の摩擦力を上回る。もう一つはタンク内に鉛直に側板の仕切り板を設け、地震の時に生じた水平力が側板の内外で逆振幅になるように外周と内側の底板の間隔を設定し、内側の側板の前後に打ち消すよう構造とする。今回はその構想を発表する。