[2J_PL01] 次期軽水炉の技術要件を議論する上での論点
新しい軽水炉は設計段階から柔軟に安全対策を講じることができるため、福島第一原発事故の教訓や既設炉の経験を踏まえ、より安全でより合理的な設計対応が可能である。そこで、2030年代運開を想定した至近の次期軽水炉を対象として安全かつ合理的な設計方針を検討した。さらに、設計段階から適切な安全対策(恒設主体のシビアアクシデント対策、事故シナリオの不確かさへの備えなど)を講じることで、バランス良い深層防護に基づき、プラント全体の防護性能を合理的に向上させることができることを示した。最後に次期軽水炉の設計方針を実現するための技術要件について整理した。本企画セッションではWGで調査・検討した結果を紹介する。