[2K01-05] 火災・PRA・FP挙動

[2K01] FDSを用いた原子力発電所のケーブル火災の安全評価に関する研究

*田中 慎太郎¹、松田 昭博² (1. 筑波大学大学院システム情報工学研究科、2. 筑波大学システム情報系)

キーワード：原子力発電所、火災力学シミュレータ、ケーブル火災、示差熱・熱重量測定

発電所の電気ケーブルは安全設備への電力供給や機器の制御を担っているため，重要な設備の一つである．しかしながら，火災の際の電気ケーブルは，誤信号を発信する，新たな火災源となるなどの可能性がある．そのため，火災の安全評価をするにあたり，電気ケーブルの燃焼に関する知見を得ることは重要である．そこで本研究では，ケーブルの燃焼に対して酸素濃度が与える影響について，チャンバー内でのケーブルの燃焼実験によって実験的に調査した．また，2種類の電気ケーブルに対して示差熱・熱重量測定を行った．密封チャンバー内でのケーブル燃焼実験の結果をTG-DTA の結果を用いたFDSによって再現した．