2020年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[2O01-03] 統計模型、ライブラリ、共分散

2020年3月17日(火) 10:00 〜 10:50 O会場 (共通講義棟 S棟3F S-34)

座長:執行 信寛(九大)

10:00 〜 10:15

[2O01] 廃止措置のための中性子断面積の共分散推定

*網谷 達輝1、稲倉 恒法1、山野 直樹1、田中 健一2、石塚 知香子1、千葉 敏1 (1. 東工大、2. エネ総研)

キーワード:廃止措置、クリアランス、中性子断面積、共分散、Bayesian Monte Carlo

原子力施設の廃止措置で大量に発生する低レベル廃棄物(L1からL3およびクリアランス)の処理処分を最適化するためには、信頼性の高い計算による評価と測定並びにそれらの不確かさを正しく評価することが不可欠である。これまでに我々は、計算の精度評価のためクリアランス検認において重要な核種のうち鋼材に含まれる59Coと62Niの中性子断面積の共分散を推定した。本研究では、それらに加えてコンクリート材に含まれる2核種(151Eu, 153Eu)の中性子断面積の共分散を、核データ評価コード群T6を用いてBayesian Monte Carlo法に基づいて推定した。