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[3B02] ケイチタン酸系吸着材と水溶液間におけるストロンチウムイオンの交換
キーワード:福島第一原子力発電所、ストロンチウム、吸着、イオン交換、放射性同位体
福島第一原子力発電所の汚染水処理では、海水成分共存下でもCsとSrを選択的に吸着するケイチタン酸(CST)を使用している。汚染水には放射性Srよりも海水由来の非放射性Srが多く含まれているため、CSTによる放射性Sr除去の評価には、Srイオン同士の交換を考慮する必要がある。本報告では、放射性トレーサ試験によりCSTと水溶液間におけるSrイオン同士の交換を確認し、試験結果から交換速度を評価した。