2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[3B05-07] 分別・核種浸透挙動・熱解析

2020年3月18日(水) 11:10 〜 12:00 B会場 (共通講義棟 L棟1F L-3)

座長:砂川 武義(福井工大)

11:10 〜 11:25

[3B05] コンクリートに対するCsの浸透挙動の研究

規格化したコンクリートを用いた浸透挙動に関する実験

*米山 海1、佐藤 勇1、松浦 治明1、腰越  広輝1、宮原  直哉1、栗原  哲彦1、鈴木  恵理子2、逢坂 正彦2 (1. 東京都市大学、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:放射性セシウム、コンクリート、浸透挙動、分配係数、拡散係数

1F廃炉において、大量の構造材たるコンクリートを含んだ大量の解体廃棄物が発生すると考えられており、その安全かつ合理的な処理処分が必要である。いま考案されている廃炉シナリオの一つに化学的に活性で挙動が複雑な放射性Csを重要視するものがあり、主な解体廃棄物としてはコンクリートが挙げられる。本研究では上記の合理的な処理処分に繋がるとしてコンクリートに対するCsの浸透挙動の解明を目的とする。その為に実験より得られたデータを基に他の解析ツールと組み合わせ、浸透挙動モデルを構築することで解明できないかと考えた。
当実験ではコンクリートの構成物である粗骨材とモルタルの分配係数と拡散係数を算出する収着実験、浸透実験、性質において支配的な骨材を規格化し作製したコンクリートを用いた浸透実験を行った。