2020年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[3C06-08] 事故炉の廃止措置技術4

2020年3月18日(水) 11:20 〜 12:10 C会場 (共通講義棟 L棟1F L-2)

座長:牟田 浩明(阪大)

11:20 〜 11:35

[3C06] リスクに基づく事故炉廃止措置の最適化:構造健全性のFEM解析

*水田 航平1、中筋 俊樹1、森下 和功1、青木 孝行2 (1. 京都大、2. 東北大)

キーワード:リスク、構造健全性、事故炉、廃止措置

福島第一原子力発電所の廃止措置を安全かつ合理的にすすめることが求められている.そのためには事故によって損傷を受けた原子炉構造物が,廃止措置中に健全性を保つことを確認するだけでなく,破壊するまでの余裕を評価することも重要である.また,構造物には事故の影響だけでなく腐食等の劣化による,健全性の低下が懸念される.それらの劣化は予測されているものの,内部状況が不明な点もあり,予測に不確かさも含まれる.本研究では腐食によって減肉した原子炉圧力容器支持スカート部の破損確率(リスク)を評価した.破壊までの余裕を評価し,廃止措置中の保全に活用するために,リスクを活用した構造健全性評価手法を検討した.