10:00 〜 10:15
[3F01] 拡張現実技術を用いた空間線量率分布情報提示技術の開発
キーワード:被ばく低減、空間線量率分布、拡張現実、Doseマップ
原子力発電所での作業では事前の作業計画と線量率の測定結果に基づいて、被ばく低減を目的とした遮へい計画が図られている。さらにその線量率レベルに応じたコンタ図化したDoseマップを作成し、作業開始前に管理員や作業員へ提示することで被ばく低減を促す取り組みも行われている。
本報告では、このDoseマップの情報を、管理員や作業員によりわかりやすく提示することを目的として、拡張現実技術を利用した空間線量率分布情報の提示技術を報告する。管理員らが所持するタブレットPC画面に表示した現場の映像にDoseマップを重畳させて表示させるものである。タブレットPCのカメラおよび赤外線センサにて周辺の構造物との距離を測定するとともに、床面を認識し、床面位置にDoseマップを表示する。また、自己位置推定技術により、3次元移動量を推定することにより、管理員らの位置から見た周辺の空間線量率分布を把握可能とした。
本報告では、このDoseマップの情報を、管理員や作業員によりわかりやすく提示することを目的として、拡張現実技術を利用した空間線量率分布情報の提示技術を報告する。管理員らが所持するタブレットPC画面に表示した現場の映像にDoseマップを重畳させて表示させるものである。タブレットPCのカメラおよび赤外線センサにて周辺の構造物との距離を測定するとともに、床面を認識し、床面位置にDoseマップを表示する。また、自己位置推定技術により、3次元移動量を推定することにより、管理員らの位置から見た周辺の空間線量率分布を把握可能とした。