2020年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » VII. 保健物理と環境科学

[3F05-07] 放射線(能)測定・線量計測1

2020年3月18日(水) 11:10 〜 12:00 F会場 (共通講義棟 M棟1F M-2)

座長:谷村 嘉彦(JAEA)

11:40 〜 11:55

[3F07] 連続捕集方式による降水中放射性核種濃度モニタリングの検討

*森泉 純1、金子 慶保1、山澤 弘実1 (1. 名大)

キーワード:湿性沈着、常時モニタリング、降水中放射能、γ線波高分布

数分の時間分解能での降水中の放射性核種の濃度変動観測のためのモニタリング手法について検討した。マリネリ容器や測定セルに雨水試料を導入する従来法がもつ測定可能試料量の下限および上限の制限を克服するため、雨水試料を常時捕集材に流通し、累積する放射性核種によるγ線波高分布の時間変動を解析して核種の流入率を算出する手法を検討した。降水中に天然に含まれるラドンの系列核種Pb-214、Bi-214を対象として、捕集効率、計数効率を決定し、観測の実現可能性を検証した。