2020年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » VII. 保健物理と環境科学

[3F08-11] 放射線(能)測定・線量計測2

2020年3月18日(水) 14:45 〜 15:55 F会場 (共通講義棟 M棟1F M-2)

座長:横山 須美(藤田医科大)

15:30 〜 15:45

[3F11] フォトルミネッセンス抑制による効率的なトリチウム分析工程の構築

*大木 麻由1、松永 友宗1、安松 拓洋1、原 正憲2 (1. 東京パワーテクノロジー、2. 富山大)

キーワード:液体シンチレータ、フォトルミネッセンス、トリチウム分析

トリチウムは液体シンチレーションカウンタ(以下、LSC)による計測時、シンチレータから生ずるルミネッセンス(疑似発光)を減衰させる為に、試料調製後一昼夜放置しなければならない。本研究では、放置時間の短縮による分析の迅速化を目的として、紫外線によって発生するフォトルミネッセンスを抑制した試験を実施した。シンチレータの保管からLSC装荷の工程を遮光状態で行い、H-3を測定した。本手法によって、LSC装荷直後より1時間程度で安定した値が得られることが確認できた。