2020年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[3G01-06] 限界熱流束

2020年3月18日(水) 10:15 〜 11:55 G会場 (共通講義棟 M棟2F M-21)

座長:西田 浩二(INSS)

10:45 〜 11:00

[3G03] 垂直面上の強制流動沸騰における限界熱流束と伝熱面近傍の気液挙動

*坂下 弘人1 (1. 北海道大学)

キーワード:強制流動沸騰、限界熱流束、気液挙動、導電プローブ、液膜厚さ

強制流動沸騰における限界熱流束発生機構の解明を目的として,片側加熱垂直面上の水の強制流動沸騰において,流速0~1.5m/sの範囲で導電プローブを用いて伝熱面近傍の気液挙動を測定した.その結果,伝熱面上を移動する蒸気泡底部に形成される液層厚さは流速にはほとんど依存しないこと,蒸気泡の通過時間は流速の増加に伴い低下すること,が判明した.これらの測定結果を用いて液膜蒸発モデルに基づいて限界熱流束を予測した結果,予測値と測定値は良い一致を示した.