2020年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 404-1 核不拡散・保障措置・核セキュリティ技術

[3J05-08] 核セキュリティ技術

2020年3月18日(水) 11:00 〜 12:00 J会場 (共通講義棟 M棟2F M-24)

座長:相楽 洋(東工大)

11:00 〜 11:15

[3J05] 深層学習による物体認識を用いた危険行為自動判定技術の開発

*出町 和之1、陳 実1、須藤 大揮1 (1. 東京大学)

キーワード:核セキュリティ、深層学習 、危険行動判定

原子力発電所の核セキュリティにとって重要な脅威の一つが、内部脅威者による妨害破壊行為であるが、その検知は主に人の眼による監視に頼っている。人の眼のみによる監視は、見逃しや気づきの遅れなどのヒューマンエラーを完全に防ぐ事は出来ない。その解決のための一つの答えが「技術の眼」による監視の補強であり、技術の候補の一つが、近年急速に発展を遂げる深層学習(Deep Leaning)である。監視カメラ等で撮影した作業員やその周囲の装置などを深層学習を用いて物体認識し、安全マニュアル等で記されている禁止行為を自動で検知し判断する技術の実現が可能である。