2020年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 404-1 核不拡散・保障措置・核セキュリティ技術

[3J09-11] 核不拡散・保障措置

2020年3月18日(水) 14:45 〜 15:30 J会場 (共通講義棟 M棟2F M-24)

座長:芝 知宙(JAEA)

14:45 〜 15:00

[3J09] 次世代核燃料サイクルの合理的な保障措置に向けた制度的・技術的方策に関する研究

IAEAとEuratomが実施しているNew Partnership Approachに関する事例調査

*筒井 康二1、相楽 洋1 (1. 東工大)

キーワード:持続可能な保障措置、ユーラトム、ニュー・パートナーシップ・アプローチ、査察人日、国際原子力機関

今後、世界の原子力利用は拡大していく見込みであり、それに伴い、核物質の平和利用を担保する国際保障措置の重要性もますます増大していく見込みである。しかし、国際保障措置を実施している国際原子力機関(IAEA)の人的資源・予算資源は既に逼迫しており、将来的にも国際保障措置を実施するための資源を増加させられる可能性は低いため、次世代核燃料サイクルに対する国際保障措置を持続可能なものとするための新たな制度的・技術的方策の研究が必要である。その研究に活用するため、1992年からIAEAとEuratomが実施しているNew Partnership Approachによりどの程度の査察の合理化が行われたのかに関する事例調査を行う。