2021 Annual Meeting

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[2] The Institution of Professional engineers, Japan, Nuclear & Radiation Division

The Institution of Professional engineers, Japan, Nuclear & Radiation Division

1. 『技術士』とは
第二次世界大戦後、荒廃した日本の復興に尽力し、世界平和に貢献するため、「社会的責任をもって活動できる権威ある技術者」が必要となり、米国のコンサルティングエンジ二ア制度を参考に「技術士制度」が創設されました。
技術士は、産業経済、社会生活の科学技術に関するほぼ全ての分野をカバーし、先進的な活動から身近な生活にまで関わっています。また、技術士は、国によって科学技術に関する高度な知識と応用能力が認められた技術者で、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格です。さらに、技術士は、「技術士法」により高い技術者倫理を備え、継続的な資質向上に努めることが責務となっています。
原子力・放射線部門は2004年に誕生した最も新しい部門です。
技術士は専門的な応用能力を求められつつも、社会の実課題への対応を期待され、一般的な専門家の守備範囲よりもかなり広範な、横断的かつ基盤的な知見が必要とされます。原子力・放射線分野は総合技術であり、安全や倫理への社会的関心も高く、高度な見識とそれを高水準に維持するための継続的研鑽が求められます。その特徴はPEに求められる資質と合致しており、そのことが、部門誕生の理由の一つと考えられます。

2. 技術士(原子力・放射線部門)の理念とビジョン
私たちが考える『プロダクト』とは、社会からの信頼と安全の向上に資する役割を『技術士として』担うことで生まれるものです。
一つは、一般社会に対する社会貢献で、原子力・放射線分野の専門的な知識を有しながら、中立的なレビューを行うことです。但し、中立的とは、業界の代弁者であることはもちろん迎合であってもいけません。個人の倫理観に従い、地球的・歴史的な視点と国民の負担と便益の視点で考えることです。このためには、専門知識に加え社会的な見識も問われます。
もう一つは、原子力・放射線の専門分野に対して、技術士という資格に社会的に期待される自立的な視点でレビューを行うことです。但し、このためには、求められる狭義の専門性も有さねばなりません。
そして、こういった活動を通じて、「技術士」を一つのキーワードとしながら、若い人々に生涯を通じて学び続ける姿勢を見せること「人材育成」を行うことも重要なプロダクトと考えます。
このような思いを有した原子力・放射線部門の技術士とその職能集団である原子力・放射線部会をブランドイメージとして社会から認知して頂くことが私共の目標、将来ビジョンであり、その活動内容をご紹介させていただくものです。
展示内容を通じて、少しでも多くの技術者の方や学生の皆さんに、技術士に関心を持っていただければと考えております。

日本技術士会 原子力・放射線部会 技術士を目指す人のために
日本技術士会 原子力・放射線部会 ポスター
日本技術士会 原子力・放射線部会 パンフレット
日本技術士会 原子力・放射線部会 「技術士を取ろう」パンフレット
日本技術士会 原子力・放射線部会 新技術士講習会資料「活動の概要」
技術士試験・登録情報