2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1B01-02] 計算コード開発1(核データ)

2021年3月17日(水) 10:00 〜 10:45 B会場 (Zoomルーム2)

座長:中嶋 國弘 (近大)

10:00 〜 10:15

[1B01] 確率テーブルの統計誤差評価手法の開発

*多田 健一1、遠藤 知弘2 (1. JAEA、2. 名大)

キーワード:FRENDY、確率テーブル、Bootstrap法、Jackknife法、統計誤差

非分離共鳴領域の自己遮蔽効果を取り扱う確率テーブルの作成では、従来は疑似共鳴構造を作成する回数であるラダー数を入力として用いており、確率テーブルの統計誤差は今まで計算されていなかった。。 しかし、筆者らの検討により、核種によって確率テーブルの統計誤差が異なる可能性があることが明らかになった。 そこで本研究では、確率テーブルの統計誤差評価手法を開発し、核データ処理コードFRENDYに実装した。当日の発表では、統計誤差評価手法の比較と、各ラダー数における統計誤差の変化、核種による統計誤差の違いについて報告する予定である。