2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[1C07-11] 新型炉開発

2021年3月17日(水) 14:45 〜 16:10 C会場 (Zoomルーム3)

座長:内堀 昭寛 (JAEA)

14:45 〜 15:00

[1C07] HTTRを用いた高温ガス炉熱利用技術の実証計画

*佐藤 博之1、青木 健1、Xing L. Yan1 (1. JAEA)

キーワード:高温ガス炉、HTTR、水素製造、ガスタービン発電、原子力水素製造

高温ガス炉は固有の特性を活用することで、優れた安全性を有するのみならず、高温熱供給が可能であり、多様な産業利用が期待されている。原子力機構では、世界で唯一、原子炉から950℃の高温熱を取り出すことができる高温ガス炉HTTRに、水素製造施設やヘリウムガスタービン発電設備からなる熱利用システムを接続し、世界で初めてとなる原子炉の熱を用いた水素製造やヘリウムガスタービンによる発電の実証を目指した検討を進めている。本発表では、今後、HTTRを用いて技術実証が可能な熱利用システムの候補として、高温ガス炉直接ヘリウムガスタービン発電システムや天然ガス水蒸気改質法による水素製造システム、水素電力コジェネレーションシステムのプラント概要や試験計画について報告する。