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[1E03] 逆止弁のAI診断に関する検討
キーワード:逆止弁、診断、AI
逆止弁点検における時間短縮、被ばく低減に加え、弁の状態監視による運転中の機能確認が可能な、AEセンサを用いたポータブル音響計測システムによる逆止弁診断技術の開発を進めて来た。具体的には、AEセンサを逆止弁に設置して、60秒間連続計測された音響の生波形(振幅値、スパイクノイズ)、並びにその周波数分布(周波数成分)から健全性を確認する。一方で逆止弁の状態とAEセンサから得られる音響信号との関係をデータベース化し、人工知能により定量的、客観的に学習することで、状態監視技術として確立することは有益であると考えられる。ここでは、逆止弁実験ループを用いて、健全からリーク量を段階的に増加させた場合の音響信号をCNN(畳込みニューラルネットワーク)により学習し、逆止弁の状態に対する診断性能を評価、検討した。