2021年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-2 原子炉の運転管理と点検保守

[1E01-07] 原子力プラントの検査と活用技術の高度化

2021年3月17日(水) 10:00 〜 12:00 E会場 (Zoomルーム5)

座長:内一 哲哉 (東北大)

11:30 〜 11:45

[1E07] 原子力設備利用による再エネ増時の電力系統の安定性向上に関する検討

次世代電力ネットワークに向けた原子力設備の有効利用

*村上 洋平1、奥山 圭太1、守田 俊也2、渡辺 雅浩1、小海 裕1、加藤 大地1 (1. 日立、2. 日立GE)

キーワード:再生可能エネルギー、原子力、電力系統、過渡安定度、レジリエンス

2015年に採択されたパリ協定を背景に、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の導入が日本国内のみでなく、世界的にも進んでいる。しかしながら、再エネの大量導入に伴い、電力系統の周波数調整・電圧維持機能が相対的に低下し、送電線の事故時の発電機脱調・大規模停電などのリスクが高くなっている。日立では、東・西日本といった広域な電力系統を模擬したシミュレータを開発しており、そのシミュレータを活用して再エネ増時の電力系統の課題抽出や、原子力稼働による電力系統への影響評価を進めている。本発表ではこの中で、特に原子力設備の利用による電力系統の安定化への評価例について報告する。