2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[1K01-04] 照射効果

2021年3月17日(水) 10:00 〜 11:10 K会場 (Zoomルーム11)

座長:岸本 弘立 (室蘭工大)

10:15 〜 10:30

[1K02] 高速炉燃料被覆管用ODS鋼の耐スエリング性評価

*丹野 敬嗣1、岡 弘1,2、矢野 康英1、大塚 智史1、皆藤 威二1 (1. 原子力機構、2. 現:北海道大学)

キーワード:ODS鋼、高速炉、燃料被覆管、スエリング

原子力機構が開発を進める、ODS鋼を含めた高速炉燃料被覆管候補材料にFe+Heデュアルイオンビーム照射を実施し、耐スエリング性を評価した。オーステナイト鋼やODS鋼ではない焼戻しマルテンサイト鋼では粗大なボイドの形成により大きくスエリングしたのに対し、ODS鋼は約95dpa照射後もスエリングは極めて小さく、酸化物分散粒子の高いスエリング抑制効果が明らかとなった。