2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[1K05-07] 冷却水中腐食

2021年3月17日(水) 11:10 〜 12:00 K会場 (Zoomルーム11)

座長:太田 宏一 (電中研)

11:25 〜 11:40

[1K06] SUS630 の高温水中SCC挙動に及ぼす熱時効時間と温度の影響

*山田 卓陽1、寺地 巧2,1、岡本 マキエ3,1、有岡 孝司1 (1. INSS、2. 関西電力、3. 神工試)

キーワード:SUS630、17-4PHステンレス鋼、高温水中SCC進展挙動、熱時効、析出硬化熱処理

SUS630の高温水中SCC挙動に及ぼす熱時効時間と温度の影響を、400~320℃で20,000時間までの熱時効材で調べた。320℃では10,000時間以上の長時間熱時効で硬化とSCC進展速度の増加傾向が確認された。320℃で10,000時間の熱時効材では、主として熱時効により生成した数nmサイズのCu-rich相と隣接して生成するG相により硬化し、またSCC進展への影響が示唆された。