[1L_PL01] Society5.0時代に求められる大学発イノベーション
日本の科学技術政策の基礎になる第5期科学技術基本計画においては、サイバー空間とフィジカル空間(現実社会)が高度に融合した「超スマート社会」の実現を目指した一連の取組が「Society 5.0」として位置付けられている。このような状況の中で学問が取り組むべき重要な社会課題は数多く存在するが、本格的な産学官連携が重要であるという議論が盛んに行われている。産学共同による研究人材育成が大きな流れとなっている欧米主要国の状況を踏まえ、核融合などの新しいサイエンスの形成に向けた我が国の学問の役割について論じる。