2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2A05-08] シビアアクシデント1

2021年3月18日(木) 10:45 〜 12:00 A会場 (Zoomルーム1)

座長:山路 哲史 (早稲田大)

11:15 〜 11:30

[2A07] 溶融デブリ冷却性挙動における不確かさ検討

(1)ジェット分裂及びメルトスプレッド挙動

*菊池 航1、秋葉 美幸1、堀田 亮年1、松本 俊慶3、 Alexander Konovalenko2、Walter Villanueva2、Sevostian Bechta2 (1. 原子力規制庁 、2. KTH、3. JAEA)

キーワード:ジェット分裂、ジェット衝突、メルトスプレッド、メルトエラプション、デブリベッド

我々は軽水炉の重大事故時における炉心溶融物の挙動について,圧力容器からの放出から事前注水されたプール水中での冷却までを詳細評価するための解析コードTHERMOSを開発している.THERMOSの開発には、既往実験のみでは知見が不足している現象があるため,新たにスウェーデン王立工科大学(KTH)にて1.5 mの水中に溶融物を落下させジェット分裂,設置された高さ毎に3つのキャッチャ及び床面でのデブリベットの形成挙動を計測するDEFOR-A実験,潜水プールに透明仕切り板により180°及び90°のセクションを形成し,その交点近傍に溶融物を落下させ、床と衝突する近傍の流動挙動を観察するPULiMS実験を実施した.本発表では,これらの実験によって得られた結果を対象とし,実験不確かさを明確化し,解析モデルへの反映を検討した内容について報告する.