2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2A12-14] 熱流動実験・数値解析

2021年3月18日(木) 15:40 〜 16:35 A会場 (Zoomルーム1)

座長:田中 正暁 (JAEA)

15:55 〜 16:10

[2A13] ADSビーム窓周りの詳細熱流動解析

(3)ノズル形状の影響

*山下 晋1、菅原 隆徳1、西原 健司1、吉田 啓之1 (1. 原子力機構)

キーワード:数値流体力学、加速器駆動システム、ビーム窓、熱流動、大規模計算

加速器駆動核変換システム(ADS: Accelerator-Driven System)において、加速器と未臨界炉の境界を成すビーム窓の成立性の高い概念設計を行うために、原子力機構では、核計算によるビーム窓発熱量を用いた熱流動解析とそれに基づく熱構造解析が行われている。これまでに、3次元詳細熱流動解析コードJUPITERによりADSビーム窓周りの非定常詳細流動場が解析され、複雑な流動挙動によりビーム窓の温度分布に影響を及ぼすことが示唆された。本発表では、ビーム窓周り熱流動場に影響を及ぼすと考えられるノズル形状の影響を調べることを目的として、ノズル形状をパラメータとする詳細熱流動解析を実施した。その結果、ビーム窓健全性に係わるビーム窓の温度分 布への影響として、ノズル形状の考慮が重要であることを確認した。