2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2A12-14] 熱流動実験・数値解析

2021年3月18日(木) 15:40 〜 16:35 A会場 (Zoomルーム1)

座長:田中 正暁 (JAEA)

16:10 〜 16:25

[2A14] 高導電率溶液の濃度分布計測手法の開発

*飯山 継正1、古谷 正裕1、新井 崇洋1 (1. 電中研)

キーワード:濃度拡散、対流拡散、濃度分布、高導電率

高導電率溶質が水中に拡散するときの濃度変化は、従来の導電率測定方法では測定可能な濃度範囲が制限されやすいため、代替溶質の利用や、熱拡散との相似則による濃度推定がなされてきた。著者らは、中心導体-絶縁層-外部導体の三層から成るワイヤ電極を格子状に配置し、電極が交差する近接点でのみ中心導体を露出させるセンサ構造を新たに考案した。これにより広範囲の導電率変化が検出可能となり、高導電率溶液に対する濃度分布の時間変化が計測できることを示した。