2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2A15-17] 燃料集合体熱流動1

2021年3月18日(木) 16:35 〜 17:30 A会場 (Zoomルーム1)

座長:吉田 啓之 (JAEA)

16:50 〜 17:05

[2A16] 燃料集合体内冷却水の気液二相流の挙動解明に向けた研究開発

(9)軸方向発熱分布を模擬した5×5バンドル内ボイド率分布

*新井 崇洋1、宇井 淳1、古谷 正裕1、大川 理一郎1、白川 健悦1 (1. 電中研)

キーワード:5×5バンドル、ボイド率分布、沸騰二相流、X線CT、軸方向発熱分布

沸騰水型軽水炉の燃料集合体内のボイド率分布の予測精度の向上は、燃料の高燃焼度化や最適な熱的余裕を評価するうえで重要となる。燃料集合体は、ウォーターロッドや部分長燃料棒の採用等によって構造が複雑化しており、燃料集合体内のその複雑な幾何形状や熱出力分布はボイド率分布に影響を及ぼす。本研究では、当所の軽水炉三次元熱流動実験設備(SIRIUS-3D)と加速器駆動高エネルギーX線CT装置を用いて、実機の燃料集合体を部分模擬した5×5バンドル内ボイド率分布を高温高圧条件下で計測した。本報では軸方向発熱分布をコサイン分布として模擬した実験データを取得し、軸方向一様発熱分布の実験結果との対比、及び流動条件の影響を比較分析した結果を報告する。