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[2E02] 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発
(2)原子力機器構造不連続部における局部破損の発生と進展に関する研究
キーワード:構造不連続部、局部破損、延性破壊、破壊曲面、3軸応力度、大変形弾塑性解析
原子炉容器や格納容器における局部破損の挙動を解明するために、典型的な構造不連続部の1つである容器のノズル取付け部を模擬したノズル付き円板試験体について、破壊試験及び有限要素解析を行った。本研究の目的は、筆者らが提案した新しい破壊曲面を適用し、破損モードに及ぼすノズル形状の影響を明らかにするとともに、破損の発生と進展を直接解析する方法を提案することである。結論として、延性破壊から局部破損への破損モードの変化に及ぼすノズル部と円板部の剛性比及び剛性の変化率の影響を明らかにした。また、破壊曲面を有限要素解析プログラムに組み込むことで、延性破壊と局部破損の発生と進展を直接解析できるようにし、その解析結果は試験結果とよく一致することを確認した。