10:30 〜 10:45
[2E03] 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発
(3)原子炉容器下部鏡における座屈強度及び座屈後挙動に関する研究
キーワード:座屈強度、座屈後挙動、大変形弾塑性解析、接触境界、原子炉容器
福島第一原子力発電所事故の教訓として、破損後の挙動を制御し、破損してもその影響拡大を抑制することの重要性が認識された。このため、設計基準外事象(BDBE)に対する影響緩和を図ることで安全性に対するレジリエンスを向上させることを目標としている。本研究では、原子炉容器における座屈後挙動を明らかにしレジリエンス向上のシナリオと具体策を提案するために、原子炉容器下部鏡とガードベッセルの接触を模擬した剛体床に接触する部分球殻及び、構造不連続部の1つであるノズル付根部を模擬した不連続部付き球殻について、座屈試験及び有限要素解析を行った。結論として、部分球殻及び不連続部付き球殻の座屈強度及び座屈後挙動を明らかにした。