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[2E04] 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発
(4)原子炉構造レジリエンスの可視化手法
キーワード:レジリエンス指標、破壊制御、イベントツリー、フォルトツリー
設計基準外事象発生時における破損拡大抑制を目的としたプラントシステムへの破壊制御技術導入によるレジリエンス向上の効果を定量化するためには、レジリエンスの可視化手法が不可欠である。東京大学で開発したレジリエンス指標は、事故時マネジメント(AM)による安全機能回復を、機器・構造物破損確率と時間経過とを考慮に入れて可視化する手法である。本研究ではこのレジリエンス指標に破壊制御による破損抑制効果も加えた改良を実施する。令和2年度は、高速炉において破壊制御の効果が顕著な事故シーケンスのイベントツリーおよびフォルトツリーを構築し、さらにそのシステムを構成する機器・構造物の故障・破損確率及びフラジリティを調査する。