2021年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 404-1 核不拡散・保障措置・核セキュリティ技術

[2G09-11] 核セキュリティ技術

2021年3月18日(木) 14:45 〜 15:40 G会場 (Zoomルーム7)

座長:相楽 洋 (東工大)

14:45 〜 15:00

[2G09] ウラン標準試料測定による核鑑識のためのウラン年代測定手法の検証

*松井 芳樹1、海野 勇次1、篠原 伸夫1、木村 祥紀1 (1. JAEA)

キーワード:核セキュリティ、核鑑識、ウラン年代測定、230Th/234U比

原子力機構の核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)では、核物質及び放射性物質の産地や使用目的等の特定を行うための核鑑識の技術開発を行っており、その一環としてウラン年代測定を実施している。ISCNで実施しているウラン年代測定は、ウランの精製時に234Uの壊変生成物である230Thが完全に分離されたと仮定して、その後に新たに生成した娘核種230Thと親核種234Uとの比(230Th/234U)を求め、その分析値から当該ウランがいつ精製されたものであるかを推定するものである。本稿では、ウラン標準試料についてウラン年代測定を行い、測定結果の有用性を検証した結果を報告する。