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[2H03] ICP-MS/MSによる放射性がれき中126Snの高感度分析手法の検討
キーワード:126Sn、126Te、ICP-MS/MS、放射化学分析
放射性がれき中の126SnをICP-MS/MS(Agilent 8900)で高感度に分析する場合には、同重体である126Te及びマトリックス元素による影響を除去する必要がある。本研究では、リアクションガスにアンモニア/ヘリウム混合ガス(アンモニア濃度:10v/v%)を用いて、126Snをアンモニアと反応させることにより、126Te及び試料マトリクスによる126Sn測定への影響を大幅に低減できることが分かった。本発表では、福島第一原子力発電所から発生する放射性がれきを対象とした126Sn分析に対するICP-MS/MSの適用性を検討した。