2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[2H02-04] 分析技術1

2021年3月18日(木) 10:10 〜 11:05 H会場 (Zoomルーム8)

座長:長谷川 秀一 (東大)

10:25 〜 10:40

[2H03] ICP-MS/MSによる放射性がれき中126Snの高感度分析手法の検討

*太田 祐貴1,2、Van-Khoai D1,2、古瀬 貴広1,2、佐野 友一1,2、岩橋 弘之1,2、本間 駿太1,2、一條 祐里奈1,2、黒澤 きよ子1,2、遠藤 翼1,2、元木 良明1,2 (1. JAEA、2. IRID)

キーワード:126Sn、126Te、ICP-MS/MS、放射化学分析

放射性がれき中の126SnをICP-MS/MS(Agilent 8900)で高感度に分析する場合には、同重体である126Te及びマトリックス元素による影響を除去する必要がある。本研究では、リアクションガスにアンモニア/ヘリウム混合ガス(アンモニア濃度:10v/v%)を用いて、126Snをアンモニアと反応させることにより、126Te及び試料マトリクスによる126Sn測定への影響を大幅に低減できることが分かった。本発表では、福島第一原子力発電所から発生する放射性がれきを対象とした126Sn分析に対するICP-MS/MSの適用性を検討した。