[2I01-04] Nuclide Adsorption & Separation 1

[2I04] Development of Minor Actinides separation and storage technology by process using flame-retardant and low heat of vaporization diluent and CHON extractant

(4)Extraction behaviors of Uranium and Thorium ions by DGA with flame-retardant low-vaporizing thermodiluent

*Masahiko Nakase¹, Miki Harigai¹, Tomoo Yamamura², Chihiro Tabata², Mariko Konaka², Koichi Kakinoki³, Naoki Ogawa³, Ryokichi Hamaguchi³, Taisuke Tsukamoto³, Takashi Shimada³ (1. Tokyo Tech, 2. Kyoto Univ., 3. MHI)

Keywords:Solvent extraction, DGA, Actinide, Uranium, Thorium, Flame-Retardant Low-Vaporizing Thermodiluent

新規難燃性・低気化熱希釈剤-DGA系での3価ランタノイド元素分離に続き、高レベル廃液からのネプツニウム抽出を念頭に置いて同じアクチノイド元素である4価並びに6価ウラン、4価トリウムでの抽出分離挙動を新規難燃性・低気化熱希釈剤で系統的に調査した。試験に先立ちウラン4価は電解還元により作成し、価数安定剤としてヒドラジンを用いた。新規フッ素溶媒系、ヒドラジン共存系でも4価ウランは良好に抽出され、加えて6価ウラン、4価トリウムも良好に抽出されることが確認された。4価アクチノイドの方が6価より良好に抽出されたのは、DGAが酸素ドナー系であり高い表面電荷密度の高いイオンとの錯形成を好むためである。4価と6価のアクチノイドについて抽出剤濃度と分配比の両対数スケールでのスロープの傾きが異なることから、異なる両論比の抽出錯体が形成されていることも示唆された。発表では後段の固化を考慮した新抽出系でのMA分離研究の今後の展望についても述べる。