2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2I05-09] 吸着・分離2

2021年3月18日(木) 10:40 〜 12:05 I会場 (Zoomルーム9)

座長:比内 浩 (JAEA)

10:55 〜 11:10

[2I06] 難燃性低気化熱希釈剤とCHON抽出剤を用いたプロセスによるMA分別保管技術の開発

(6)計算科学を用いたMA分別保管プロセスの評価手法の構築

*塚本 泰介1、濵口 涼吉1、小川 尚樹1、柿木 浩一1、島田 隆1、山村 朝雄2、田端 千紘2、中瀬 正彦3 (1. MHI、2. 京大、3. 東工大)

キーワード:マイナーアクチノイド、分離、保管、廃棄物処理、直接固化、蒸留、水熱処理、溶媒抽出、計算科学、分子シミュレーション

マイナーアクチノイド(MA)を高レベル廃棄物から回収し,安定保管を行うプロセスを実現するためには,溶媒抽出-固化処理-保管といった一連のプロセス全体の成立性や適用性を評価したうえで,個々のプロセス条件を策定する必要がある。加えて,高レベル廃棄物中にはMA以外にも多種多様な化学種が含まれており,種々の化学種がプロセス全体に与える影響も評価する必要がある。しかし,各化学種のすべてに対して,試験のみにより評価することは,対象となる化学種が多く,個々のプロセスに加えて,プロセス間の結節点への影響も評価が必要なため,容易ではない。そこで,試験を最小限とし,効率的な実機適用の推進を目的とした,計算科学を用いたプロセス全体及び個々のプロセスの評価手法コンセプトについて報告する。