2021年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2I14-18] 吸着・分離4

2021年3月18日(木) 16:00 〜 17:30 I会場 (Zoomルーム9)

座長:島田 隆 (MHI)

16:45 〜 17:00

[2I17] 福島第一原子力発電所において採取された放射性試料の分析

(2)多核種除去設備の使用済み活性炭吸着材の放射化学分析

*二田 郁子1,2、比内 浩1,2、市毛 良明1,2、駒 義和1,2、柴田 淳広1,2 (1. JAEA、2. IRID)

キーワード:福島第一原子力発電所、放射性廃棄物、放射化学分析、多核種除去設備

多核種除去設備(ALPS)は前処理設備と様々な性能の吸着材が充填された吸着塔から構成される。設備の稼働に伴い,前処理設備からはスラリーが,吸着塔からは使用済み吸着材が,水処理二次廃棄物として発生する。
大量の汚染水を処理した吸着材は,放射性核種の蓄積や汚染水処理工程上流からの物質の混入が想定され,適切な処理・処分法の検討には使用済み吸着材の性状を把握する必要がある。JAEAでは,分析サンプルとして採取された各種吸着材を受け入れ,放射化学分析を実施している。本件では,使用済み活性炭吸着材の分析方法と結果を報告する。