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[2I18] 福島第一原子力発電所において採取された放射性試料の分析
(3)硝酸溶液系におけるSe-79分析法の開発
キーワード:Se-79、放射化学分析、福島第一原子力発電所
JAEA 高レベル放射性物質研究施設(CPF)では、福島第一原子力発電所にて発生した廃棄物の処理・処分方法の検討に資するため、汚染水や水処理二次廃棄物の放射化学分析を行っている。α及びγスペクトル測定対象核種に加え、β線放出核種の分析にも対応するため、β核種分析法の検討を行った。CPFの設備の特性上、ステンレスを腐食させるハロゲン系試薬の使用は避け、硝酸溶液系における分析法の開発を行い、複数の処理を組み合わせたSe-79分析法を確立した。当該手法の福島汚染水試料への適用を開始した。