[2J01-04] ガラス固化

[2J03] 高レベル放射性廃液中の不溶解残渣（白金族合金）の酸化蒸発挙動に関する研究

*服部 亮平¹、坂下 航輝¹、佐藤 勇¹、松浦 治明¹、多田 晴香² (1. 東京都市大、2. 株式会社IHI)

キーワード：核分裂生成物、不溶解残渣、ガラス固化、蒸発挙動

再処理時に発生するPuを軽水炉用MOX(プルサーマル)として有効利用がなされている。また燃料費低減のため高燃焼度化が進められている。このような様々な使用照射履歴を有する燃料の再処理では、FP濃度が多様化し、特にMOXでは白金族元素が増加すると考えられる。ガラス固化時において白金族元素は合金の形態で不溶解残渣廃液及び高レベル廃液中に含まれており、この合金はガラスへの溶解度が低い。また、合金に含まれる一部の元素ではメルター内で酸化、蒸発挙動を示し熱物性評価に影響を及ぼす可能性がある。このため、本研究では白金族元素の合金を作製し、加熱時の酸化蒸発挙動をTG-DTAにて評価した。