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[2J19] 廃止措置のリスク要因低下手法に関する研究
キーワード:福島第一原子力発電所、廃止措置、リスク要因、微生物、模擬環境、ウラン鉱山
福島第一原子力発電所の2号機格納容器内より、核燃料デブリの取り出し開始の遅延の長期化が懸念される。この作業の進展が見通せるまで、1号機と3号機は現状のままで長期安定化措置を施す必要がある。令和元年から令和2年12月末にかけて、英知事業国際協力型廃炉研究プログラム(日露共研)が実施され、炉内に流入する地下水に含まれる微生物を特定する研究が開始された。これに続いて、連携重点領域研究として、8つの小テーマが採択された。炉内に流入する地下水には微生物が含まれている。微生物は腐食劣化の原因ともなる。一方で、炉内のpH, 溶存酸素, 温度を知る手段にもなり得る。本発表では、ウラン鉱山洞穴を1Fの模擬環境と考える。連携重点領域研究の中で、微生物を活用した炉内モニタリングとアクチノイド安定化に関する研究を紹介する。