[2L01-05] 構造材料1（FeCrAlZr-ODS）

[2L01] FeCrAlZr-ODS鋼を応用した先進核融合機器の開発に関する研究

(1)先進液体ブランケット設計とアルミ含有鋼がもたらす可能性

*田中 照也¹、近藤 正聡⁶、大野 直子²、笠田 竜太³、横峯 健彦⁴、浜地 志憲¹、秋吉 優史⁵ (1. 核融合研、2. 北大、3. 東北大、4. 京大、5. 阪府大、6. 東工大)

キーワード：液体ブランケット、LiPb増殖/冷却材、耐腐食性、電気絶縁、トリチウム透過抑制

LiPbを増殖/冷却材とする先進液体ブランケットシステムの設計検討において、材料共存性（腐食）はシステムの寿命に直結する最重要課題の一つとなっている。本発表では、高温・高流速となる配管部分に耐腐食性酸化アルミニウム被膜の生成が期待できるAl含有鋼の適用を提案する。また、酸化アルミニウム被膜は、強磁場化を流動するLiPbのMHD圧力損失低減用電気絶縁被膜及びトリチウム燃料透過低減被膜としても機能することが期待できるため、複数の液体ブランケット設計課題を同時に解決する可能性について検討した結果を発表する。