[2L01-05] 構造材料1（FeCrAlZr-ODS）

[2L04] FeCrAlZr-ODS鋼を応用した先進核融合機器の開発に関する研究

(4)核融合炉機器の材料共存性研究

*近藤 正聡¹、宮澤 順一²、田中 照也²、大野 直子³、秋吉 優史⁴、坂本 寛⁵、植木 祥高⁶、波多野 雄治⁷、Bruce Pint⁸、Jun Jiheon⁸ (1. 東工大、2. 核融合研、3. 北大、4. 阪府大、5. NFD、6. 阪大、7. 富山大、8. オークリッジ研)

キーワード：液体ブランケット、液体ダイバータ、FeCrAlZr-ODS、材料共存性、照射

核融合炉の液体ブランケットや液体ダイバータの課題は、液体金属と構造材料の化学的共存性である。こうした核融合機器の構造材料の共存性を左右するパラメーターとして、液体金属流体の温度や流動条件等に加え、放射線による腐食の促進効果を考慮する必要がある。日米科学技術協力事業FRONTIER計画のTASK3では、液体金属材料と構造材・被覆材の共存性および中性子照射効果に関する研究を実施している。放射線照射下における材料共存性に関する研究として、京都大学の電子線型加速器を用いて実施した共存性試験や、米国オークリッジ国立研究所のHFIRにおいて実施するラビットカプセル照射試験計画、更にはこうした照射下腐食試験において腐食と放射線照射が重畳する場合の材料挙動を正確に評価するために必要な基礎データの取得状況について報告する。