[2L06-09] 構造材料2（先進材料）

[2L07] Heイオン照射したV-(4-8)Cr-(0-4)Ti合金の照射硬化挙動と損傷組織発達

*北村 嘉規¹、三浦 柊一郎¹、福元 謙一¹、石神 龍哉²、長坂 琢也³ (1. 福井大、2. 若狭湾エネ研、3. 核融合研)

キーワード：核融合炉、ブランケット、バナジウム、照射硬化、微細組織観察

高Cr低Ti化したV-Cr-Ti合金の照射による強度および損傷組織への影響を調べるため、不純物濃度およびTi,Cr添加量を変化させたV-(4-8)Cr-(0-4)Ti合金に対し、Heイオン照射を行い、超微小硬度試験とTEM観察を行った。１％Ti添加合金で最大の照射硬化を示し、微細照射欠陥集合体形成によるものであることが分かった。本研究から低放射化及び耐照射損傷性の観点から核融合炉用V-Cr-Ti合金の最適組成を提案する。