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[3A01] BWR燃料集合体内における燃料棒周りの液膜挙動解明に向けた研究開発
(3)光導波路センサを用いた大気圧条件における単一模擬燃料棒表面の液膜厚さ計測
キーワード:沸騰水型原子炉、燃料棒、気液二相流、液膜計測、光導波路
日立GEでは、BWR燃料集合体内の気液二相流データベースの拡充を目的とした研究開発を推進し、燃料集合体内気液二相流の挙動解明に必要な調査、解析、実験等に取り組んでいる。本研究は、液膜ドライアウト挙動解明に向け、大気圧条件において模擬燃料棒表面の局所液膜厚さを光導波路センサにより計測し、計測精度を確認することを目的とする。光導波路センサは複数光路を内包したフィルムであり、曲面への設置及び多点化が容易で、空間分解能・応答性が高いことを特徴とする。前報で実施した校正実験結果を基に、液膜表面での反射光強度に応じた出力電圧値から局所液膜厚さを算出した結果、時間平均液膜厚さが高速度カメラによる可視化結果と相対差異-20%~+10%の範囲で一致することを確認した。さらに、光導波路センサの局所2点での液膜厚さ計測結果からじょう乱波速度を評価し、可視化結果と評価誤差の範囲内で一致することを確認した。