9:45 AM - 10:00 AM
[3A02] Research and development for understanding of liquid-film flow behavior around fuel rods in BWRs’ fuel rod bundle
(4)Experimental evaluation of effect on droplet and liquid-film behaviors in a wake flow of a simulated partial-length-rod under atmospheric pressure
Keywords:BWRs, Partial length rod, Droplet, Liquid-film measurement, Ultrasonic echo method
日立GEでは、BWR燃料集合体内の気液二相流データベースの拡充を目的とした研究開発を推進し、燃料集合体内冷却水の気液二相流の挙動解明に必要な調査、解析、実験等に取り組んでいる。本研究は、大気圧条件において部分長模擬燃料棒(PLR)が液滴飛散・付着挙動に与える影響を実験的に評価することを目的とする。PLR先端から飛散した液滴が周囲壁面に付着する高さ位置を定量的に評価するため、超音波探触子を用いて周囲壁面の時間平均液膜厚さを計測した。結果、PLR先端高さから下流に行くにつれて周囲壁面の液膜厚さは徐々に増加し、ある位置でピークを迎えることを確認した。PLR後流における液滴濃度分布を5秒間の露光撮影画像から定性的に評価し、液滴群が周囲壁面に接触する位置を推定した結果、液膜厚さのピーク位置と概ね一致することを確認した。以上から、ピーク位置において液滴付着量が飛散量を上回ることが示唆された。