2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[3B05-08] 新型炉開発

2021年3月19日(金) 10:45 〜 12:00 B会場 (Zoomルーム2)

座長:菅原 隆徳 (JAEA)

11:15 〜 11:30

[3B07] UTR-KINKIにおける水素化カルシウムのサンプルワース測定

*神田 峻1、中嶋 國弘1、左近 敦士1、佐野 忠史1、木村 礼2、和田 怜志2、橋本 憲吾1 (1. 近大、2. 東芝ESS)

キーワード:近畿大学原子炉、水素化カルシウム、サンプルワース、MVP、核データライブラリ

超小型原子炉システムMoveluXTMの固体減速材としてCaH2が検討されている。しかし、これまでCaH2についての臨界実験は実施されておらず、有益な臨界実験データが無い。本研究では近畿大学原子炉(UTR-KINKI)でCaH2のサンプルワース測定を実施し、臨界実験データの取得及び評価済み断面積ライブラリの積分評価を目的とする。測定はϕ3cm×2.54cm サイズのCaH2試料(26.45g)をアルミサンプル容器に封入し、炉心の中心に挿入した。結果、試料を封入していない容器に対してサンプルワースは-5.65±1.43pcmとなった。