2021年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[3B09-11] 新型炉1

2021年3月19日(金) 14:45 〜 15:40 B会場 (Zoomルーム2)

座長:相澤 直人 (東北大)

15:00 〜 15:15

[3B10] 小型塩化物溶融塩高速炉中間熱交換器における固有中性子源と出力の評価

*Willem Van Rooijen1、Jamiyansuren Terbish2 (1. 福井大、2. モンゴル国立大学)

キーワード:溶融塩炉、中間熱交換器、遅発中性子割合、モンテカルロ法

小型塩化物溶融塩高速炉の一次系には減速材を利用しないので、原子炉の反応度は原子炉容器の形状と寸法による。燃料は液体状態であるため、核分裂反応で発生した遅中性子の一部は原子炉領域以外で崩壊する。つまり、原子炉容器以外の一次系は全体的に「未臨界の原子炉体系」になる。中間熱交換器はかなり大きいため、中間熱交換における固有中性子源、中性子の増倍と出力を評価しないといけません。本研究では、理想的な中乾熱交換機を設計し、モンテカルロ法に基づいて中間熱交換器における中性子束と出力を評価した