2021年春の年会

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一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-3 中性子源・中性子工学

[3D05-08] 中性子工学・小型中性子施設

2021年3月19日(金) 14:45 〜 16:00 D会場 (Zoomルーム4)

座長:坂佐井 馨 (JAEA)

15:00 〜 15:15

[3D06] 実測された中性子エネルギー依存ソフトエラー断面積を用いた18 MeV陽子サイクロトロン施設中性子場におけるソフトエラー発生率評価

*木内 笠1、佐藤 博隆1、加美山 隆1、岩下 秀徳2、広島 芳春2、奥川 雄一郎2、古坂 道弘1、鬼柳 善明3 (1. 北大、2. NTT宇宙環境エネルギー研究所、3. 名大)

キーワード:高速中性子エネルギースペクトル、中性子ソフトエラー、エネルギー依存ソフトエラー断面積、陽子サイクロトロン中性子源、粒子輸送シミュレーション計算

高速中性子に起因する半導体メモリの中性子ソフトエラーが問題になっている。それを解決するに当たり、様々な中性子環境における中性子ソフトエラー発生率を推定することは不可欠な第一歩である。中性子環境の一つとして、18 MeV陽子サイクロトロン施設中性子場におけるソフトエラー発生率の測定を行った。さらに、我々のグループにより既に測定済の幾つかのFPGAに対する0.65 MeVから800 MeVまでの中性子エネルギー範囲におけるソフトエラー断面積と、粒子輸送シミュレーション計算で求めた中性子照射場の中性子エネルギースペクトルを用いて、ソフトエラー発生率の実測値をどの程度再現できるかについて検討した。