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[3E09] 4次元ランジュバン模型による核分裂計算の定量性の向上
キーワード:原子核物理、核データ、核分裂、ランジュバン模型、運動エネルギー、ゼロ点振動
我々は4次元ランジュバン模型を開発し、パラメータ調整無しにアクチノイドから超重原子核の領域における核分裂機構の解明を統一的に行って来た。しかし、これまでのアクチノイド領域の計算では質量数分布がA=132の魔法数に強く引っ張られて3次元模型より実験データとの一致が悪化する問題点があった。本研究ではそれを解決するために、これまで3次元模型で決め固定してきたパラメータを調整し、同時に動力学変数のゼロ点振動エネルギーに相当するパラメータを導入して236U、 240Puの分裂片質量数分布と全運動エネルギー分布を同時に、かつ核データ整備に用いることができる高精度で再現することを試みた。