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[3E10] 4次元ランジュバン模型を用いた核分裂片形状とそれに基づく核分裂機構の研究
キーワード:核データ、核分裂、ランジュバン模型、核分裂片
今までの研究では我々が開発した4次元ランジュバン模型により、個々の核分裂片の四重極及び八重極モーメントの計算を可能にし、ウラン領域核では四重極モーメントの核分裂片質量数依存性は即発中性子の鋸歯構造と非常に似た構造を示すことが分かった。核分裂片のQ20の質量数依存性が鋸歯構造、つまり重い分裂片側のQ20が小さくなる要因は、ウラン領域においては二重魔法数を持つ安定核132Snで、超重核においては同じく二重魔法数を持つ208Pbであることを本研究で明らかにした。